これまでの決して長くはないけれど短くもない人生の中で、幾多のチョコレートで表面をコーティングされたオペラを食べてきたものの、はて、オペラって長細い四角形だったり、正方形だったり、円柱だったり、ドーム上だったりと色々と形があることに気がつく。
オペラの定義はその形態ではなく素材やレシピなのかと、想像を膨らませる前にGoogleで「オペラ ケーキ 種類」と検索をしてみると、どうやら、
"コーヒーシロップを染み込ませたアーモンド風味のスポンジ(ビスキュイ・ジョコンド)に、コーヒーバタークリームとチョコレートガナッシュを交互に重ね、チョコレートの艶出し(グラサージュ)で仕上げるフランスの伝統的な層状ケーキ(Google検索のAIによる概要から引用)"
特に気になっていたオペラ表面のピカピカのチョコレートよことをグラサージュということが新たに分かり、さらにグラサージュを検索するとフランス語で氷結するという意味だとか。
とにかくオペラの最も個性的な艶やかなチョコレート・コーティングはグラサージュというんだあ、という発見に嬉しくなりました。
オペラと言えば、先日中京区の三条通新町にある黒とピンクの対比が映えるトゥレ・ドゥーという洋菓子屋さんに、思い切って入ると、そのオペラが輝いておりました。
他にも気になるケーキやチョコレートなどがケースにきっちりと陳列されていましたが、やはりオペラが圧倒的にカッコいい。
オペラとその他数点のケーキを注文して、箱をもらうと、店頭で多用されているショッキングピンクではなく、優しいピンク色でほっこりとしました。
帰宅後に箱を開けると、様々な形のケーキが昔ながらの旅館に置いて木製のパズルのようにきっちりと並べられていて、ケーキって作る時も、切る時も、箱に詰める時も繊細さがないといけないのかあ、などという思いと共に、卓上のオペラは店頭のケースに陳列していた時ほど輝いていないことに気がつく。
自宅のダイニングは夜、アンバーのライトで卓上をシンプルに照らしているだけなので、谷崎潤一郎のかの有名な陰翳礼讃の羊羹のような佇まいでほれぼれとしたものの、もう一度店頭で見た時のように、オペラを輝かせたくて、翌朝まで我慢。
なぜ我慢したかというと、早朝に空が明るくなりはじめて窓越しのレースカーテンでやわらかくなった大きな面光源を受けて、これでもか!というほどオペラを輝かせたかったから。
オペラを完璧に輝かせると、グラサージュされたチョコレートは黒から白に変わります。時間帯や室内の照明の違いで大きく見え方が変わるオペラのお話でした。
Presented by キョウトスイスイ
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