近所の花火

夏の終わり、というよりはすでに秋の初めにさしかかった頃、毎年近所の河川敷で5分間だけ花火が上がります。

今年は2日間開催されて、その1日目の花火を見に行ったのですが、開始15分前にはすでにゾロゾロと人が集まり始め、どこで打ちげるのかしらと皆それぞれに見る方向を定めています。

最初に小さな花火。いざはじまったと思ったら予定通り5分後には少し賑やかな感じの花火が一度にたくさん打ち上がったと思ったら、そこかしこでパラパラと拍手が起こった後、あっけなく花火大会1日目は終了しました。

大きな花火大会は、花火と花火の間にスポンサーの紹介の時間があったりするのですが、そんなのもなく一息に打ち尽くす感じがスマート。

集中力も最初から5分間と聞いていたので、無理なく最初から最後まで集中できましたし、結果的にひとつひとつの花火についてよく見ることができましたし、帰り道も最寄りのコンビニで長蛇の列ができていた以外は人の流れが大きな花火大会と比べてスムーズで気持ちいいまま帰ることができました。

ふらっと訪れて束の間の花火をみて、のんびり歩いて帰った1日目。

2日目は窓越しにドカンドカンと響く花火に缶ビールを片手に耳を澄ましてやっぱり今日も見に行ったらよかったのかな？と少し歯切れの悪い個人的な秋の花火大会の幕引きでした。

昨年は冬にも花火が打ち上がったので今年はあるかどうか分かりませんがあったらいいなと密かに期待を込めて。

京都で暮らすなかでなんとなく気になった物事についての写真と文章。